胃カメラは食道、胃、十二指腸の上部消化管を直接観察できる検査です。
口または鼻から内視鏡スコープを挿入することで、バリウム検査とは違い、消化管の粘膜を直接観察することができます。また、疑わしい部分(癌など)を発見したら組織を採取して、生検を行うことで確定診断につなげることができます。 鼻から挿入する経鼻内視鏡検査は舌の奥にスコープが当たらないので、嘔吐感や苦しさがなく楽に受けられます。
当院では経口でも経鼻でもどちらでも検査が可能です。
当院での内視鏡検査はすべて日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医が行います。
専門医による検査により、精度が高く、苦痛の少ない内視鏡検査を心掛けています。
胃カメラは喉を通過する際に嘔吐反射がおきるために苦痛が出現することがあります。
経鼻内視鏡検査は鼻から細いスコープを挿入することにより、楽に胃カメラを受けることができます。検査時間は約5分程度で終わります。
当院ではFuji film社製の最新型LED光源搭載内視鏡システム「6000システム」を導入し、極細径内視鏡スコープによる上部消化管内視鏡検査(経鼻・経口)を行っています。「6000システム」ではBLI(Blue LASER Imaging)やLCI(Linked Color Imaging)という特殊光観察が可能です。BLIやLCIは癌の発見やピロリ菌感染胃炎に特徴的な“びまん性発赤”の視認に有用であり、早期がんで特徴的に現れる粘膜の表面構造や毛細血管の状態といった微細な変化も簡単に観察できます。