当院では2023年7月より新しい医療機器「胸部レントゲン画像病変検出ソフトウェア(FUJIFILM CXR-AID)」を導入いたしました。
これは撮影した胸部レントゲン画像をAI(人工知能)が自動解析し、病気(肺癌や肺炎、気胸など)の可能性が影などをマーキングして指摘します。
CXR-AIDが候補領域の解析をおこなったのち、0~100に応じた確信度を色分けして表示されます。
画像単位の解析結果として、画像内の確信度の最大値が数値で表示されます。
胸部レントゲン検査は健康診断や日常診療において、さまざまな胸部疾患の診療に利用されます。しかし、胸部レントゲン画像では骨や血管などが全て重なって写るため、病変を視認しにくいケースがあります。肺癌や肺炎、気胸は発見が遅れると重篤化する可能性があることから、早期発見が重要です。
当院で撮影した胸部レントゲン画像は、医師の確認に加えて、AIによるチェックを全例させていただいております。(費用はかかりません。)
AI診断を導入することで病変の早期発見につながったり、病変の見落としが減ったりすることで、より安心できる医療が提供できると考えます。